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てくてくエンジェル [雑記]

 久しぶりに歩数計を買った。初代のスケルトンは、もう10年ぐらい前に使っていたが、ベルトにつけるクリップの部分が折れてしまった。いまもここが弱点で、ちょっとふといベルトだとつけづらいので、ジーンズの前ポケットにひっかけてある。いろいろおもしろいのが出ているのだけれど、小さくて安いので、これがやっぱりいちばんいい。しかし、自動設定にしたら、ノルマの9000歩はなかなかいかない。幼生(?)が「もちジェル」なってしまった。「母をたずねて三千里」にも惹かれたんだけどね。

てくてくエンジェル ホワイト

てくてくエンジェル ホワイト

  • 出版社/メーカー: ハドソン
  • メディア: おもちゃ&ホビー



日本一周歩数計の旅 ライトブルー

日本一周歩数計の旅 ライトブルー

  • 出版社/メーカー: タカラトミーアーツ
  • メディア: おもちゃ&ホビー



遊歩計 宇宙戦艦ヤマト~歩いてイスカンダルへ~

遊歩計 宇宙戦艦ヤマト~歩いてイスカンダルへ~

  • 出版社/メーカー: バンダイ
  • メディア: おもちゃ&ホビー



遊歩計 母をたずねて三千里~お母さんに会うまで僕は絶対にあきらめない!!~

遊歩計 母をたずねて三千里~お母さんに会うまで僕は絶対にあきらめない!!~

  • 出版社/メーカー: バンダイ
  • メディア: おもちゃ&ホビー



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ことばの美学26 さまざまな海賊 [雑記]

 pirateもbuccaneerもcorsairも「海賊」だが、これらははたらいた地域がちがうだけではなく、成り立ちや性格はそれぞれにちがう。自国政府の認可を得たprivateer私掠船(しりょうせん、しりゃくせん)のたぐいもあれば、まさに「賊」の連中もいた。創元社の「地の再発見」双書、『海賊の歴史』は、絵入りで楽しくこういったことを教えてくれる。また『海賊の掟』は、彼らがあんがい民主的なルールを守る集団であったことを物語っている。マラッカ海峡ばかりかソマリア沖でも海賊が暴れまわっている昨今、これらは国際情勢(?)を知るにも必携の本であろう。

海賊の歴史―カリブ海、地中海から、アジアの海まで (「知の再発見」双書)

海賊の歴史―カリブ海、地中海から、アジアの海まで (「知の再発見」双書)

  • 作者: フィリップ ジャカン
  • 出版社/メーカー: 創元社
  • 発売日: 2003/12
  • メディア: 単行本



海賊の掟 (新潮新書)

海賊の掟 (新潮新書)

  • 作者: 山田 吉彦
  • 出版社/メーカー: 新潮社
  • 発売日: 2006/08/17
  • メディア: 新書



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ことばの美学25 スマートグリッド [雑記]

 ここのところ、アメリカの「グリーン・ニューディール」の進捗はすこぶる早い。『グリーン革命』の実現も近いかもしれない。そして、日本もやっと追いつこうとする意欲を示しつつある。
 4月8日の日経夕刊には「太陽光発電 居住者に還元」――住宅メーカーなど新サービスと題し、インターネット経由による遠隔検針で電力消費データを収集するシステムを三洋ホームズが実用化したことを報じている。電力の消費者が太陽光や風力などの「グリーン」な発電を行なって、その環境面でのメリットを証書の形で売買するものである。
 また、政府・与党は追加経済対策の一環として、省エネ型電気製品の販売価格の5%をエコポイントとして消費者に還元する制度を導入する方針を固めた。(4月8日・日経朝刊)
 さらに4月10日の日経夕刊は、次世代送電網(スマートグリッド)を日米で共同研究する予定であることを報じている。この「頭のいい高圧送電線網」については『グリーン革命』にくわしく述べられているが、要するに電力の需要と供給のつりあいがとれるよう最適な制御を行なうものである。やはりコンピュータやインターネットを用い、家庭、オフィス、工場などと、各種の発電設備からの送電を管理する。オバマ大統領はこれを環境政策の目玉のひとつに掲げている。
 いまや、グリーンでなきゃ意味がない、のである。くわしくはそれらの記事と『グリーン革命』(早くも増刷!)を参照のこと。

グリーン革命(上)

グリーン革命(上)

  • 作者: トーマス・フリードマン
  • 出版社/メーカー: 日本経済新聞出版社
  • 発売日: 2009/03/20
  • メディア: 単行本



グリーン革命(下)

グリーン革命(下)

  • 作者: トーマス・フリードマン
  • 出版社/メーカー: 日本経済新聞出版社
  • 発売日: 2009/03/20
  • メディア: 単行本



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ことばの美学24 メタファーと妄想と兵法 [雑記]

 この世には、メタファーで語るしかない、語らなければならない事柄が多々ある。自分が見聞きした事実であれば、ありていに、ありのままを、あからさまに述べることができる。しかし、妄想、空想、想像はそうはいかない。
 そこがことばのおもしろいところだ。
 いま取り組んでいる妄想は、三人の美しきテロリストor魔女が宣戦布告したかどうかという命題で、マーヴェリックとしてはうしろに用心しなければならないので、この命題をときほぐす必要がある。ひとりが権謀術策にたけていることは、仕事振りからもわかるが、あとのふたりは正直のうえにXXがつくようなところもある愛すべき人間なので、その辺のことも心配なのである。
 北朝鮮のミサイルに関する問題からもわかるように、防御とは攻撃であり、けっしてただ戸を閉ざすことではない。そして、防御の能力で、攻撃の能力もまた計られてしまうという怖さがある。また、寡が多を撃つゲリラ戦法では、不意打ちが重要になるであろう。
 中国の兵法書としては「孫子」が名高いが、「司馬法」や「尉繚子」もなかなか興味深い。ゲリラ戦士はこれらにくわえて「毛語録」や「中国の赤い星」をおおいに参考にすべきかもしれない。


司馬法・尉繚子・李衛公問対 (全訳「武経七書」)

司馬法・尉繚子・李衛公問対 (全訳「武経七書」)

  • 作者: 守屋 洋
  • 出版社/メーカー: プレジデント社
  • 発売日: 1999/09
  • メディア: 単行本



毛沢東語録 (平凡社ライブラリー)

毛沢東語録 (平凡社ライブラリー)

  • 作者: 毛 沢東
  • 出版社/メーカー: 平凡社
  • 発売日: 1995/12
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)



中国の赤い星 (1964年) (筑摩叢書)

中国の赤い星 (1964年) (筑摩叢書)

  • 作者: エドガー・スノウ
  • 出版社/メーカー: 筑摩書房
  • 発売日: 1964
  • メディア: -



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ことばの美学23 色の話その2 [雑記]

 もうひつつ要注意の色を思い出した。サフラン(saffron)である。「サフラン色」ではない。サフランの花は赤紫だ。欧米人がsaffronというときには、サフランの花の赤い柱頭を乾燥させたもので染めた「サフランライス」の鮮やかな濃い「黄色」を指す。花の色ではなく、よく「僧侶のサフラン色の衣」などという訳を見かけるが、これは東南アジアで鬱金によって染めた布地のことだ。だから、saffronは「鬱金(色)の」としなければならない。
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ことばの美学22 色の話 [雑記]

 南蛮人と紅毛人がちがうというのは、つい数年前に知ったのだが、かれらと黒い瞳のひとびとでは、色の見えかたがちがうのかもしれないと思うことがある。「茶トラの猫」はorange catだし、blueは「かちん色」からazuleに近い色まで幅広い。いちばん困るのがtanで、辞書には黄褐色などとあるが、これではわけがわからない。日焼けした肌なら「小麦色」であろうし、着るものならトレンチコートの伝統的な色と思えばいい。いっそ「ベージュ」にしたほうがわかりやすいかもしれない。oliveも肌の色で「オリーブ色」とするのは、青ざめた超人ハルクではあるまいし、おかしいだろう。かといって「浅黒い」が使えない状況もあるだろうし、まったく困ったものだ。
 tanからolive greenにかけては、軍服の色を想像するとわかりやすい。tanの濃い目のがkhakiかとも思うのだが、そうともいい切れないところが、色の道のむずかしいところだ。LLBeanのカタログでは、だいぶ薄めのものまでkhakiとしている。つづりからもうかがえるかもしれないが、この言葉はヒンディー語で「土ぼこり」を意味する。そのことから色も想像がつこうというものだ。ただ、この言葉は色ではなくたんにチノクロスのズボンを示す場合があるから要注意だ。学生の服装なのに「ポロシャツにカーキ色のズボン」としたのでは、軍服を想起してしまう。ここは「ポロシャツにチノパン」としたい。
 日本古来の色の名を知るには便利な『色の手帖』も、こうした色についてはあまり役に立たない。それに、色にはひとそれぞれの感じかた(見かた)もあるようだから、柔軟に考えたほうがいいかもしれない。

新版 色の手帖―色見本と文献例でつづる色名ガイド

新版 色の手帖―色見本と文献例でつづる色名ガイド

  • 作者: 永田 泰弘
  • 出版社/メーカー: 小学館
  • 発売日: 2002/04
  • メディア: 単行本



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ことばの美学21 車のことば [雑記]

 イギリス英語でもうひとつ気をつけないといけないのが、wagonだ。辞書をひくとestate wagonのことと書いてあるが、vanやSUVもふくめていることが多いので、ただ「車」でもよい。日本でいうワゴン車と商用バンは、vanに相当するが、オースチン・ミニのちっこい郵便配達者もvanなので、注意を要する。いっぽう米語のtruckにはピックアップやSUVも含まれているので、単純に「トラック」(昔風にいうなら「貨物自動車」)としないほうがよい。日本でいう「トラック」は米ではtruck、英ではlorryをよく使うが、それほど厳密に分かれてはいない。ちなみにSUVという名称は、アメリカで排気ガス規制を逃れるために、本来乗用車であったものを「トラック」に分類させるためにできあがったものだ。
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ことばの美学20 靴ボタン・コンプレックス [雑記]

 いろんな本を訳していると、ごく狭い範囲での独特の表現にぶつかる。いってみれば内輪の俗語のようなものだが、これもそのひとつ。ただ、かなり普遍性はある。
 ある人が「靴のボタン」というごく狭い市場を席巻した。すると、その人はあらゆる物事について一家言持つようになり、よく知らない物事についても専門家を気取るようになってしまった。テレビやラジオや新聞で、こういう人はしょっちゅう見かけるような気がするが、どうだろうか。ところで、読んだ文章では、この言葉は、そうなってはならないといういましめの意味で用いられている。成功者の知恵など、たいがいそんな程度のものなのだ。
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ことばの美学19 着るもの履くもの [雑記]

 あまたの訳書において、びっくりするくらい取りちがえられていることの多いイギリス英語が三つある。単純な単語なのだが、「知っている単語でも辞書をちゃんと引かないとまちがえる」典型的な例だ。

 1 trainer――トレーナー(スウェットシャツ)ではない。運動靴、スニーカーのこと。
 2 jumper――ジャンパー(ブルゾン)ではない。プルオーバーのセーターのこと(婦人物ばかりではない)。
 3 vest――ベスト(チョッキ)ではない。肌着のシャツのこと。

 これはイギリス英語ではないが、motor=エンジン、throttle=アクセルペダル、propeller(場合によっては「スクリュー」、engine(場合によっては機関車、消防車)も、漫然とカタカナにしているのを散見する。「気をつけよう。甘い訳語と昧い知識」なのである。
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ことばの美学18 恨と韓と [雑記]

「チャングム」の完全版をケーブルTVで毎日やっているので、録画して見ている。NHKで最初にやったときは、欠かさず見たものだった。これは立志と復讐の物語である。
 子供のころ、何度となく読み返した本は「モンテクリスト伯」だった。子供向きの抄訳ではなく、上下の厚い本だった。最近、父の蔵書を整理したときに、古書店が持っていくのを見て、置いておいてもらおうかとも思ったのだが、自分にとっては終わった物語だし、おなじ訳者の新潮社世界文学全集版を持っているので控えた。もう一冊の愛読書は大仏次郎の「日本人オイン」で、これも陰謀と復讐の物語だった。これも書庫のどこに紛れ込んだか、あるいはどこかへ行ってしまったのか、いまとなってはわからない。
 韓国は「恨」の国だとよくいわれるが、これはたんなる「うらみ」のことではないだろう。もっと奥深く広い情念がそこにあるにちがいない。『字統』はこの字について、「艮は邪眼の邪視に会うて、進みえない形。そのため志をえないことを恨という」としている。チャングムはけっして復讐だけを願っているのではなく、「恨」をさまざまな形に昇華し、ひとびとの役に立とうとする。けっして楽な生きかたではなく、誤解され、傷つき、足をひっぱられることもある。だが、その理念によって高いところに到達する。「恨」はひとを前進させるエネルギーでもある。「モンテクリスト伯」にあの結末がなく、ただの復讐物語だったら、あれほど好きにはならなかっただろうと思うのである。

世界文学全集〈第3〉モンテ・クリスト伯 (1961年)

世界文学全集〈第3〉モンテ・クリスト伯 (1961年)

  • 作者:
  • 出版社/メーカー: 新潮社
  • 発売日: 1961
  • メディア: -



新版世界文学全集〈第4〉モンテ・クリスト伯2 (1958年)

新版世界文学全集〈第4〉モンテ・クリスト伯2 (1958年)

  • 作者:
  • 出版社/メーカー: 新潮社
  • 発売日: 1958
  • メディア: -



チャングム〈1〉宮廷篇 (ハヤカワ文庫NV)

チャングム〈1〉宮廷篇 (ハヤカワ文庫NV)

  • 作者: キム サンホン
  • 出版社/メーカー: 早川書房
  • 発売日: 2004/10
  • メディア: 文庫



チャングム2 追放篇 (ハヤカワ文庫 NV)

チャングム2 追放篇 (ハヤカワ文庫 NV)

  • 作者: キム・サンホン
  • 出版社/メーカー: 早川書房
  • 発売日: 2004/11/19
  • メディア: 文庫



チャングム〈3〉医女篇 (ハヤカワ文庫NV)

チャングム〈3〉医女篇 (ハヤカワ文庫NV)

  • 作者: キム サンホン
  • 出版社/メーカー: 早川書房
  • 発売日: 2005/01
  • メディア: 文庫



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