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ことばの美学25 スマートグリッド [雑記]

 ここのところ、アメリカの「グリーン・ニューディール」の進捗はすこぶる早い。『グリーン革命』の実現も近いかもしれない。そして、日本もやっと追いつこうとする意欲を示しつつある。
 4月8日の日経夕刊には「太陽光発電 居住者に還元」――住宅メーカーなど新サービスと題し、インターネット経由による遠隔検針で電力消費データを収集するシステムを三洋ホームズが実用化したことを報じている。電力の消費者が太陽光や風力などの「グリーン」な発電を行なって、その環境面でのメリットを証書の形で売買するものである。
 また、政府・与党は追加経済対策の一環として、省エネ型電気製品の販売価格の5%をエコポイントとして消費者に還元する制度を導入する方針を固めた。(4月8日・日経朝刊)
 さらに4月10日の日経夕刊は、次世代送電網(スマートグリッド)を日米で共同研究する予定であることを報じている。この「頭のいい高圧送電線網」については『グリーン革命』にくわしく述べられているが、要するに電力の需要と供給のつりあいがとれるよう最適な制御を行なうものである。やはりコンピュータやインターネットを用い、家庭、オフィス、工場などと、各種の発電設備からの送電を管理する。オバマ大統領はこれを環境政策の目玉のひとつに掲げている。
 いまや、グリーンでなきゃ意味がない、のである。くわしくはそれらの記事と『グリーン革命』(早くも増刷!)を参照のこと。

グリーン革命(上)

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  • 作者: トーマス・フリードマン
  • 出版社/メーカー: 日本経済新聞出版社
  • 発売日: 2009/03/20
  • メディア: 単行本



グリーン革命(下)

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  • 作者: トーマス・フリードマン
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