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ことばの美学26 さまざまな海賊 [雑記]

 pirateもbuccaneerもcorsairも「海賊」だが、これらははたらいた地域がちがうだけではなく、成り立ちや性格はそれぞれにちがう。自国政府の認可を得たprivateer私掠船(しりょうせん、しりゃくせん)のたぐいもあれば、まさに「賊」の連中もいた。創元社の「地の再発見」双書、『海賊の歴史』は、絵入りで楽しくこういったことを教えてくれる。また『海賊の掟』は、彼らがあんがい民主的なルールを守る集団であったことを物語っている。マラッカ海峡ばかりかソマリア沖でも海賊が暴れまわっている昨今、これらは国際情勢(?)を知るにも必携の本であろう。

海賊の歴史―カリブ海、地中海から、アジアの海まで (「知の再発見」双書)

海賊の歴史―カリブ海、地中海から、アジアの海まで (「知の再発見」双書)

  • 作者: フィリップ ジャカン
  • 出版社/メーカー: 創元社
  • 発売日: 2003/12
  • メディア: 単行本



海賊の掟 (新潮新書)

海賊の掟 (新潮新書)

  • 作者: 山田 吉彦
  • 出版社/メーカー: 新潮社
  • 発売日: 2006/08/17
  • メディア: 新書



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共通テーマ:日記・雑感

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