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ソーラーウォッチ [小物・文具]
なぜか時計は安物が好き。いちばん高いのでも、5万円以下のしか持っていない。最近はこれが気に入っている。電池交換不要だしね。
![[セイコーウォッチ] 腕時計 アルバ ソーラー 日付・曜日表示付き ハードレックス ナイロンバンド AEFD557 メンズ [セイコーウォッチ] 腕時計 アルバ ソーラー 日付・曜日表示付き ハードレックス ナイロンバンド AEFD557 メンズ](https://m.media-amazon.com/images/I/41JtZEnHnBL._SL160_.jpg)
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[セイコーウォッチ] 腕時計 アルバ ソーラー 日付・曜日表示付き ハードレックス ナイロンバンド AEFD557 メンズ
- 出版社/メーカー: SEIKO WATCH(セイコーウォッチ)
- 発売日: 2016/02/06
- メディア: 時計
デスクのミニクリーナー [小物・文具]
『暗殺者の悔恨』マーク・グリーニー [近刊予告]
新オプ・センター・シリーズ#3『復讐の大地』 [近刊予告]
『悲しみの秘儀』若松英輔 [本・読書]
『アロの銃弾』『体制の犬たち』鳴海章 [本・読書]
「もっとも凶悪な獲物(ゲーム)。それが狙撃手(スナイパー)」という、ギャビン・ライアルの『もっとも危険なゲーム』をさせる惹句のとおり、この二冊は恐るべきスナイパーの攻防がひとつのテーマになっている。もうひとつの重要なテーマはAIだ。
このレディスナイパー前編『アロの銃弾』では、まず“瀬取り”によって北陸に上陸した北朝鮮工作員との銃撃戦がくりひろげられる。警視庁公安部局を支援する外部秘密組織のスナイパー赫音が阻止行動にあたるが、日本側にも大きな人的損耗が生じた。
いっぽうマニラでは、AIアプリAIKOを駆使するスナイパー亜呂は、たった独りでフィリピンの武装警官隊を阻止する。亜呂は所属する組織の命令で、赫音を斃すよう命じられた。両者は激突する運命にあった。だが、狩人【ハンター】が獲物【ゲーム】になる場合もあるのが、スナイパーの世界なのだ。後編『体制の犬たち』では、おそるべきスナイパーの最終ターゲットをめぐって、双方が暗闘と激闘を展開する。非対象戦の例に漏れず、攻撃する側が圧倒的に有利ななかで、日本側はモンスタースナイパーを阻止できるのか?
学習能力を高めたAIは、自動運転車を暴走させることもできる。そうなると、アナログな装備のほうが、AIの攻撃を防御するのに適しているかもしれない……。
こういったテロとの戦争は、現実に水面下で開始されているのではないか、と思わせる迫真の描写。現代を生きるものは、ここには書き切れないほどの情報が詰め込まれているこの二冊に、目を通すべきだろう。
折しもSFの新刊『ウォーシップ・ガールズ』が届いた。こちらは「ミサイルの姿をした十四歳の少女(AI)」が活躍するようだ。「ぼく」という一人称は、レディスナイパーの登場人物とおなじ。ちょっと萌える(?)かも。
このレディスナイパー前編『アロの銃弾』では、まず“瀬取り”によって北陸に上陸した北朝鮮工作員との銃撃戦がくりひろげられる。警視庁公安部局を支援する外部秘密組織のスナイパー赫音が阻止行動にあたるが、日本側にも大きな人的損耗が生じた。
いっぽうマニラでは、AIアプリAIKOを駆使するスナイパー亜呂は、たった独りでフィリピンの武装警官隊を阻止する。亜呂は所属する組織の命令で、赫音を斃すよう命じられた。両者は激突する運命にあった。だが、狩人【ハンター】が獲物【ゲーム】になる場合もあるのが、スナイパーの世界なのだ。後編『体制の犬たち』では、おそるべきスナイパーの最終ターゲットをめぐって、双方が暗闘と激闘を展開する。非対象戦の例に漏れず、攻撃する側が圧倒的に有利ななかで、日本側はモンスタースナイパーを阻止できるのか?
学習能力を高めたAIは、自動運転車を暴走させることもできる。そうなると、アナログな装備のほうが、AIの攻撃を防御するのに適しているかもしれない……。
こういったテロとの戦争は、現実に水面下で開始されているのではないか、と思わせる迫真の描写。現代を生きるものは、ここには書き切れないほどの情報が詰め込まれているこの二冊に、目を通すべきだろう。
折しもSFの新刊『ウォーシップ・ガールズ』が届いた。こちらは「ミサイルの姿をした十四歳の少女(AI)」が活躍するようだ。「ぼく」という一人称は、レディスナイパーの登場人物とおなじ。ちょっと萌える(?)かも。
『業平』高樹のぶ子 [本・読書]
『レッド・メタル作戦発動』参考資料について#5 [本・読書]
P135 哨戒・偵察チーム(scouting and reconnaissance team)――“哨戒”は海で使われることが多い言葉だが、陸上ではこの訳注のような意味もある。
P328 隠蔽壕(cold position)、P352 射撃壕(hot position)――この訳語(というより用語)には苦労したが、『旭日の鉄騎兵 満蒙に吼ゆ』(蔭山琢磨著・歴史群像新書)を読んでいて発見した。“啓開”も本書に使われていて、そのほか、P385“駐鋤”など、さまざまな用語や事柄についてたいへん参考になった。
P351 射向束(sheaf)――以下の防衛省「火器用語」を参照のこと。
https://www.mod.go.jp/atla/nds/Y/Y0005B.pdf
P386 線形射向束(lineal sheaf)――防衛省「火器用語」にはない概念だが、アメリカ軍の砲撃用語にある。ただし、訳語はもうすこし検討する必要があるかもしれない。
https://www.globalsecurity.org/military/library/policy/army/fm/6-40/Ch12.htm
P392 突破(penetrate)――参考資料『防衛用語辞典』。ふつうの語義は「貫通」だろうが、軍事的な意味はこの訳注のとおり。
P432 (戦車が)その場で旋回した……戦車が方向転換することを「旋回」といい、さまざまな種類がある。「緩旋回」は走りながら方向を変えることで、これが一般的だが、左右の履帯(キャタピラ)をそれぞれ逆方向に動かせば、その場で回れ右ができる、これを「超信地旋回」という。M1A2エイブラムズ戦車は、まさにそれをやったのだ。ただし、すべての戦車にこれが可能なわけではない。参考資料:『戦車の戦う技術』(木元寛明著、ソフトバンククリエイティブ)

P328 隠蔽壕(cold position)、P352 射撃壕(hot position)――この訳語(というより用語)には苦労したが、『旭日の鉄騎兵 満蒙に吼ゆ』(蔭山琢磨著・歴史群像新書)を読んでいて発見した。“啓開”も本書に使われていて、そのほか、P385“駐鋤”など、さまざまな用語や事柄についてたいへん参考になった。
P351 射向束(sheaf)――以下の防衛省「火器用語」を参照のこと。
https://www.mod.go.jp/atla/nds/Y/Y0005B.pdf
P386 線形射向束(lineal sheaf)――防衛省「火器用語」にはない概念だが、アメリカ軍の砲撃用語にある。ただし、訳語はもうすこし検討する必要があるかもしれない。
https://www.globalsecurity.org/military/library/policy/army/fm/6-40/Ch12.htm
P392 突破(penetrate)――参考資料『防衛用語辞典』。ふつうの語義は「貫通」だろうが、軍事的な意味はこの訳注のとおり。
P432 (戦車が)その場で旋回した……戦車が方向転換することを「旋回」といい、さまざまな種類がある。「緩旋回」は走りながら方向を変えることで、これが一般的だが、左右の履帯(キャタピラ)をそれぞれ逆方向に動かせば、その場で回れ右ができる、これを「超信地旋回」という。M1A2エイブラムズ戦車は、まさにそれをやったのだ。ただし、すべての戦車にこれが可能なわけではない。参考資料:『戦車の戦う技術』(木元寛明著、ソフトバンククリエイティブ)

戦車の戦う技術 マッハ5の徹甲弾が飛び交う戦場で生き残る (サイエンス・アイ新書)
- 作者: 木元 寛明
- 出版社/メーカー: SBクリエイティブ
- 発売日: 2016/05/17
- メディア: Kindle版
『レッド・メタル作戦発動』参考資料について#4 [本・読書]
下巻
P20 啓開(原文はopening up――障害物を取り除いて通れるようにする)……聞き慣れない言葉かもしれないが、最近も使われている。災害時に障害物を撤去し、道路を通行できるようにすることを意味する。
https://www.mlit.go.jp/road/bosai/measures/index4.html
また、第二次世界大戦後、航路の安全を確保するための掃海作業を旧日本海軍が行なったが、これも航路啓開として知られている。この作業がきわめて優秀だったことが、海上保安庁や海上自衛隊の創設に寄与したといわれている。
https://www.mod.go.jp/msdf/mf/other/history/img/008.pdf
軍事では、たとえばアメリカ海兵隊が、上陸地点の地雷を処理するなどして、安全な経路を確保する作業を啓開と呼ぶ。参考資料」『アメリカ海軍の超戦闘艦&有事作戦』(河津幸英著・アリアドネ企画)
P32 最大推力(military power)――ジェットエンジンのアフターバーナーを使用しない範囲での最大推力のことだが、自分には常識となっていることの根拠をあらためて捜すのは、なかなか厄介だ。『ベトナム空戦史』(J・トロッティ著、井上春郎訳・朝日ソノラマ文庫)、『F‐15イーグル』(ジェフリー・エセル著、浜田一穂訳・原書房)あたりが参考資料だったようだ。『テストパイロット・イン・ジャパン』(鳴海章著・枻出版社)では“エンジン出力百パーセント”にルビ“ミリタリーパワー”となっている。
P109 開進発射(spread fire)――長大な資料だが、以下を参照のこと。
https://www.mod.go.jp/atla/nds/Y/Y0041.pdf

P20 啓開(原文はopening up――障害物を取り除いて通れるようにする)……聞き慣れない言葉かもしれないが、最近も使われている。災害時に障害物を撤去し、道路を通行できるようにすることを意味する。
https://www.mlit.go.jp/road/bosai/measures/index4.html
また、第二次世界大戦後、航路の安全を確保するための掃海作業を旧日本海軍が行なったが、これも航路啓開として知られている。この作業がきわめて優秀だったことが、海上保安庁や海上自衛隊の創設に寄与したといわれている。
https://www.mod.go.jp/msdf/mf/other/history/img/008.pdf
軍事では、たとえばアメリカ海兵隊が、上陸地点の地雷を処理するなどして、安全な経路を確保する作業を啓開と呼ぶ。参考資料」『アメリカ海軍の超戦闘艦&有事作戦』(河津幸英著・アリアドネ企画)
P32 最大推力(military power)――ジェットエンジンのアフターバーナーを使用しない範囲での最大推力のことだが、自分には常識となっていることの根拠をあらためて捜すのは、なかなか厄介だ。『ベトナム空戦史』(J・トロッティ著、井上春郎訳・朝日ソノラマ文庫)、『F‐15イーグル』(ジェフリー・エセル著、浜田一穂訳・原書房)あたりが参考資料だったようだ。『テストパイロット・イン・ジャパン』(鳴海章著・枻出版社)では“エンジン出力百パーセント”にルビ“ミリタリーパワー”となっている。
P109 開進発射(spread fire)――長大な資料だが、以下を参照のこと。
https://www.mod.go.jp/atla/nds/Y/Y0041.pdf

図説 アメリカ海軍の超戦闘艦&有事作戦 (ARIADNE MILITARY)
- 作者: 河津 幸英
- 出版社/メーカー: 三修社
- 発売日: 2008/05/01
- メディア: 単行本
『レッド・メタル作戦発動』参考資料について#3 [本・読書]
『レッド・メタル作戦発動』には、航空機による上空掩護の場面もある。そういうときには、目標や友軍の位置をどうやって伝えるかが重要になる。ベトナム戦争時代の資料を見ると、“定点”(Bull’s Eye)を用いた目標位置指定が記されている。そこからの方位と距離で、攻撃すべき場所を指定する。なお、航空物でmileと記されているのは、すべて海里(nautical mile)だ。いちいちそうはいわないが、速度はknotであり、緯度を基準とする海里が当然ながら用いられる。
『レッド・メタル作戦発動』では、NATOの位置指定基準が使われてる。そのひとつは東距――座標の南北基準線から東へ進んだ距離――だ。
https://en.wikipedia.org/wiki/Easting_and_northing
また、詳細な座標を指定する方法もある。特定できる範囲(100メートルなのか10メートルなのかなど)も、それによって示される。
https://en.wikipedia.org/wiki/Military_Grid_Reference_System
SLANT(Soldier's Local Area Networking Terminal Report、歩兵局地末端情報交換報告書)については下記のサイトを参照のこと。
https://www.armystudyguide.com/content/the_tank/army_report_and_message_formats/slant-report-slantrep.shtml
https://apps.dtic.mil/dtic/tr/fulltext/u2/a284707.pdf
戦闘正面(frontage)は聞き慣れない言葉だが、「戦闘任務達成のための部隊の領有する正面、およびこれに充当する兵力のこと。たんに正面幅のみをしめすことがある」と定義されている。『防衛用語辞典』
アメリカ軍戦車部隊の暫定指揮官は、ロシア軍に戦闘正面がないことを不審に思う。そして、突き進んでくるロシア軍は先鋒部隊なのだと考える。広い範囲で進軍してくるのがロシア軍のドクトリンだとNATOは解釈していたからだ。
combat aircraft(作戦機)――「戦闘機」と誤訳しそうだが、註に記したように、軍事作戦に投入されるすべての航空機のことだ。
convoy(船団)――商船やその他の船種の集合だが、とくに航空機や艦艇の護衛が付くものを指すことが多い。陸上の場合は「車両縦隊」
ヴァージニア級原潜に昔ながらの上下する潜望鏡はなく、万能組み合わせマストにデジタル双眼鏡を備えている。艦長が潜望鏡と“ダンス”を踊る必要はない。ロサンゼルス級、オハイオ級などさまざまな原潜の発令所のもようについては『完全版・最強・世界の潜水艦図鑑』の図がおおいに参考になる。
『レッド・メタル作戦発動』では、NATOの位置指定基準が使われてる。そのひとつは東距――座標の南北基準線から東へ進んだ距離――だ。
https://en.wikipedia.org/wiki/Easting_and_northing
また、詳細な座標を指定する方法もある。特定できる範囲(100メートルなのか10メートルなのかなど)も、それによって示される。
https://en.wikipedia.org/wiki/Military_Grid_Reference_System
SLANT(Soldier's Local Area Networking Terminal Report、歩兵局地末端情報交換報告書)については下記のサイトを参照のこと。
https://www.armystudyguide.com/content/the_tank/army_report_and_message_formats/slant-report-slantrep.shtml
https://apps.dtic.mil/dtic/tr/fulltext/u2/a284707.pdf
戦闘正面(frontage)は聞き慣れない言葉だが、「戦闘任務達成のための部隊の領有する正面、およびこれに充当する兵力のこと。たんに正面幅のみをしめすことがある」と定義されている。『防衛用語辞典』
アメリカ軍戦車部隊の暫定指揮官は、ロシア軍に戦闘正面がないことを不審に思う。そして、突き進んでくるロシア軍は先鋒部隊なのだと考える。広い範囲で進軍してくるのがロシア軍のドクトリンだとNATOは解釈していたからだ。
combat aircraft(作戦機)――「戦闘機」と誤訳しそうだが、註に記したように、軍事作戦に投入されるすべての航空機のことだ。
convoy(船団)――商船やその他の船種の集合だが、とくに航空機や艦艇の護衛が付くものを指すことが多い。陸上の場合は「車両縦隊」
ヴァージニア級原潜に昔ながらの上下する潜望鏡はなく、万能組み合わせマストにデジタル双眼鏡を備えている。艦長が潜望鏡と“ダンス”を踊る必要はない。ロサンゼルス級、オハイオ級などさまざまな原潜の発令所のもようについては『完全版・最強・世界の潜水艦図鑑』の図がおおいに参考になる。
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