『第二次世界大戦 湧き起こる戦雲』チャーチル [新刊!]
ノーベル文学賞を受賞したウィンストン・チャーチルの超大作『第二次世界大戦』全六巻がついに刊行を開始しました。単独訳で年一巻を六年計画で訳していきます。参考資料はあとがきに記しましたが、たとえば古い英語の語義について、今後メモを書く予定です。なにはともあれ書店でごらんあれ。900ページ超えの迫力です。著者による補遺もかなり価値が高い。第二次世界大戦について唯一無二の実記といえるでしょう。
PERIL 危機 ボブ・ウッドワード&ロバート・コスタ [新刊!]
ウッドワードの「ホワイトハウス」物の新作が、コスタとの共著で刊行された。あいかわらず面白い。民主党はホワイトハウスを得ただけではなく、上院で50対50になり、ハリス副大統領に1票があるので、多数決で議案を成立できる……と思いきや、ウェストバージニア州選出の一匹狼、マンチン議員が反対するだけで、それが成り立たなくなる(最近もそうなったばかり)。今回は、そういった議会での駆け引きも興味深く描かれている。議事堂占拠事件についても詳しい。いまのアメリカを知るための必読の書だ。
『亡国の戦闘艦〈マローダー〉を撃破せよ!』カッスラー他 [新刊!]
あのオレゴン号が新型になって復活! 新兵器も搭載! 中国の影が忍び寄るオーストラリアが舞台! となれば読むしかないでしょう。これまでで最高傑作かもしれません。
亡国の戦闘艦<マローダー>を撃破せよ!(上) (扶桑社BOOKSミステリー)
- 出版社/メーカー: 扶桑社
- 発売日: 2021/04/29
- メディア: Kindle版
亡国の戦闘艦〈マローダー〉を撃破せよ! (下) (海外文庫)
- 出版社/メーカー: 扶桑社
- 発売日: 2021/04/29
- メディア: 文庫
レッド・メタル作戦発動/マーク・グリーニー [新刊!]
さて、表紙が出たのであらためて紹介。最終チェックは、ロシアの戦車に描かれているストライプをどうるすかということだった。調べたところ、これは聖ジョージのリボンと呼ばれるもので、観閲式のときのみ描かれるそうなので、表紙イラストでは描かれなかった。
https://books.google.co.jp/books?id=Mt7oDAAAQBAJ&pg=PA58&lpg=PA58&dq=Ribbon+of+Saint+George+on+T-14&source=bl&ots=PVE-mHjdPj&sig=ACfU3U3av9ZBjaNtcr-Kr2AfLgQBlrXoeQ&hl=ja&sa=X&ved=2ahUKEwiMm7_ps8ToAhXDBogKHa3BBbsQ6AEwEHoECAkQAQ#v=onepage&q=Ribbon%20of%20Saint%20George%20on%20T-14&f=false
こういうディテイルの確認が、なかなか手間がかかるのであります。しかし、かなりの力作、超大作で、じつに面白い!空と海と陸の戦い、ことに機動戦を存分に楽しむことができる!ロシアの戦車とアメリカの戦車の思想のちがいなど、かなり勉強になりました。
https://books.google.co.jp/books?id=Mt7oDAAAQBAJ&pg=PA58&lpg=PA58&dq=Ribbon+of+Saint+George+on+T-14&source=bl&ots=PVE-mHjdPj&sig=ACfU3U3av9ZBjaNtcr-Kr2AfLgQBlrXoeQ&hl=ja&sa=X&ved=2ahUKEwiMm7_ps8ToAhXDBogKHa3BBbsQ6AEwEHoECAkQAQ#v=onepage&q=Ribbon%20of%20Saint%20George%20on%20T-14&f=false
こういうディテイルの確認が、なかなか手間がかかるのであります。しかし、かなりの力作、超大作で、じつに面白い!空と海と陸の戦い、ことに機動戦を存分に楽しむことができる!ロシアの戦車とアメリカの戦車の思想のちがいなど、かなり勉強になりました。
レッド・メタル作戦発動 下 (ハヤカワ文庫 NV ク 21-14)
- 出版社/メーカー: 早川書房
- 発売日: 2020/04/16
- メディア: 新書
『レッド・メタル作戦発動』上下 [新刊!]
まだゲラの段階ではあるのだが、アマゾンに広告が出ているので、ちょっと書いておこう。これは超弩級の軍事スリラーだ。対中危機を端緒に、おもにヨーロッパとアフリカでの機甲戦が描かれている。参考にして文献をここに記しておきたい。
戦車の戦う技術 マッハ5の徹甲弾が飛び交う戦場で生き残る (サイエンス・アイ新書)
- 作者: 木元 寛明
- 出版社/メーカー: SBクリエイティブ
- 発売日: 2016/05/17
- メディア: 新書
2021 Collins Map of Europe (Collins Maps)
- 作者: Collins Maps
- 出版社/メーカー: Collins
- 発売日: 2020/06/11
- メディア: 地図
『無人の兵団』ポール・シャーレ [新刊!]
新刊案内です。いまさかんに取り上げられているAIと兵器の問題を、アメリカきっての専門家が網羅的な本に仕上げました。必読の書です。拓殖大学教授の佐藤丙午氏に解説を書いていただきました。訳に感激したというお褒めの言葉をいただいたと、担当編集者がよろこんでいました。しかし、こういう訳書は、編集や校閲の地道な作業なしには成り立ちません。一種のチームワークだと考えています。まもなく発売、書店でみかけたら、手にとってご覧ください。
『地上侵攻軍を撃破せよ!』デイル・ブラウン [新刊!]
『暗殺者の反撃』マーク・グリーニー [新刊!]
『国際秩序』ヘンリー・キッシンジャー [新刊!]
中国はなぜ国際ルールに従おうとしないのか? イスラム世界はどうして混乱を極めているのか? アメリカの威信はどうなっているのか? イギリスのEU離脱はどうなるのか? 日本の安全保障はどういう方向に進むのか? こうした疑問を考えるには、歴史の考察が欠かせない。現在の世界秩序の根本は、ヴェストファーレン条約によって築かれた。kれは佐藤優や池上彰も『大世界史』で述べているが、『大世界史』はなにせ新書であるから、簡約である。このキッシンジャーの世界史は、より包括的にさまざまな世界や社会の歴史をひもといている。いまや必読の書であるだろう。早くも3刷!
『水中襲撃ドローン〈ピラニア〉を追え!」カッスラー&モリソン [新刊!]
オレゴン号のシリーズでも最高傑作かもしれない。共作者が変わったのがよかったのか……。相変わらず迫力のある場面の連続だ。水中襲撃ドローンというのが、また秀逸だ。ニュートリノ・テクノロジーも登場する。カッスラーには、まだまだ長生きしてもらわねばならぬ。
水中襲撃ドローン<ピラニア>を追え! (上) (扶桑社ミステリー)
- 作者: クライブ カッスラー
- 出版社/メーカー: 扶桑社
- 発売日: 2016/06/02
- メディア: 文庫
水中襲撃ドローン<ピラニア>を追え! (下) (扶桑社ミステリー)
- 作者: クライブ カッスラー
- 出版社/メーカー: 扶桑社
- 発売日: 2016/06/02
- メディア: 文庫