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ことばの美学23 色の話その2 [雑記]

 もうひつつ要注意の色を思い出した。サフラン(saffron)である。「サフラン色」ではない。サフランの花は赤紫だ。欧米人がsaffronというときには、サフランの花の赤い柱頭を乾燥させたもので染めた「サフランライス」の鮮やかな濃い「黄色」を指す。花の色ではなく、よく「僧侶のサフラン色の衣」などという訳を見かけるが、これは東南アジアで鬱金によって染めた布地のことだ。だから、saffronは「鬱金(色)の」としなければならない。
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