ことばの美学19 着るもの履くもの [雑記]
あまたの訳書において、びっくりするくらい取りちがえられていることの多いイギリス英語が三つある。単純な単語なのだが、「知っている単語でも辞書をちゃんと引かないとまちがえる」典型的な例だ。
1 trainer――トレーナー(スウェットシャツ)ではない。運動靴、スニーカーのこと。
2 jumper――ジャンパー(ブルゾン)ではない。プルオーバーのセーターのこと(婦人物ばかりではない)。
3 vest――ベスト(チョッキ)ではない。肌着のシャツのこと。
これはイギリス英語ではないが、motor=エンジン、throttle=アクセルペダル、propeller(場合によっては「スクリュー」、engine(場合によっては機関車、消防車)も、漫然とカタカナにしているのを散見する。「気をつけよう。甘い訳語と昧い知識」なのである。
1 trainer――トレーナー(スウェットシャツ)ではない。運動靴、スニーカーのこと。
2 jumper――ジャンパー(ブルゾン)ではない。プルオーバーのセーターのこと(婦人物ばかりではない)。
3 vest――ベスト(チョッキ)ではない。肌着のシャツのこと。
これはイギリス英語ではないが、motor=エンジン、throttle=アクセルペダル、propeller(場合によっては「スクリュー」、engine(場合によっては機関車、消防車)も、漫然とカタカナにしているのを散見する。「気をつけよう。甘い訳語と昧い知識」なのである。