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ことばの美学20 靴ボタン・コンプレックス [雑記]

 いろんな本を訳していると、ごく狭い範囲での独特の表現にぶつかる。いってみれば内輪の俗語のようなものだが、これもそのひとつ。ただ、かなり普遍性はある。
 ある人が「靴のボタン」というごく狭い市場を席巻した。すると、その人はあらゆる物事について一家言持つようになり、よく知らない物事についても専門家を気取るようになってしまった。テレビやラジオや新聞で、こういう人はしょっちゅう見かけるような気がするが、どうだろうか。ところで、読んだ文章では、この言葉は、そうなってはならないといういましめの意味で用いられている。成功者の知恵など、たいがいそんな程度のものなのだ。
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