SSブログ

レッド・メタル作戦発動/マーク・グリーニー [新刊!]

さて、表紙が出たのであらためて紹介。最終チェックは、ロシアの戦車に描かれているストライプをどうるすかということだった。調べたところ、これは聖ジョージのリボンと呼ばれるもので、観閲式のときのみ描かれるそうなので、表紙イラストでは描かれなかった。
https://books.google.co.jp/books?id=Mt7oDAAAQBAJ&pg=PA58&lpg=PA58&dq=Ribbon+of+Saint+George+on+T-14&source=bl&ots=PVE-mHjdPj&sig=ACfU3U3av9ZBjaNtcr-Kr2AfLgQBlrXoeQ&hl=ja&sa=X&ved=2ahUKEwiMm7_ps8ToAhXDBogKHa3BBbsQ6AEwEHoECAkQAQ#v=onepage&q=Ribbon%20of%20Saint%20George%20on%20T-14&f=false
こういうディテイルの確認が、なかなか手間がかかるのであります。しかし、かなりの力作、超大作で、じつに面白い!空と海と陸の戦い、ことに機動戦を存分に楽しむことができる!ロシアの戦車とアメリカの戦車の思想のちがいなど、かなり勉強になりました。
レッド・メタル作戦発動 上 (ハヤカワ文庫NV)

レッド・メタル作戦発動 上 (ハヤカワ文庫NV)

  • 出版社/メーカー: 早川書房
  • 発売日: 2020/04/16
  • メディア: Kindle版



レッド・メタル作戦発動 下 (ハヤカワ文庫 NV ク 21-14)

レッド・メタル作戦発動 下 (ハヤカワ文庫 NV ク 21-14)

  • 出版社/メーカー: 早川書房
  • 発売日: 2020/04/16
  • メディア: 新書



nice!(1) 
共通テーマ:

気になることば、士官学校と兵学校 [雑記]

陸軍と空軍は士官学校、海軍は兵学校という使い分けが、アメリカ海軍のそれらの学校に対しても行なわれているが、これは大きな間違いである。まず、「兵学校」というのは旧日本帝国海軍における名称にすぎず、universalな名称ではない。さらに、日本の兵学校はもともと「兵科将校」を育成するためのもので、べつに「機関学校」というものがあり、「機関科将校の」教育を行なっていた。その後、1942年の兵科と機関科の統合により、「兵学校」の名称が残された(『日本陸海軍事典』原剛・安岡昭男編/新人物往来社)。経理学校、潜水学校も存在していた。しかし、アナポリスの米海軍士官学校は、いわば総合大学なので、兵科将校のみを育成している「兵学校」ではない。さらにいえば、日本の海軍兵学校以前に存在していたイギリス海軍の士官学校が、なぜ「兵学校」と呼ばれなければならないのか?奇妙なことだ。実情に反して亡霊のごとく残っているこういう用語には困らされることがある。
日本陸海軍事典

日本陸海軍事典

  • 出版社/メーカー: 新人物往来社
  • 発売日: 2020/04/09
  • メディア: 単行本



nice!(0) 
共通テーマ:

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。