『デッド・オア・アライヴ』クランシー&ブラックウッド [本・読書]
年末年始読書に絶好のタイミングで、4冊が2カ月にわけて刊行された。ひさしぶりのジャック・ライアン・シリーズ――無能な後任の大統領のために、欧米諸国は危険にさらされていた。アメリカの特殊作戦部隊は、アフガニスタンの洞窟を強襲するが、ターゲットのテロリスト〈アミール〉を取り逃がしてしまう。ちょうどそのころ、秘密対テロ組織の活動も開始されていた。ライアンは知る由もなかったが、この組織には息子のジャック・ライアン・ジュニアもくわわっていた……。なお「デッド・オア・アライブ」とは、指名手配のポスターに書かれている言葉で、「捕縛の際の生死は不問」を意味する。ブッシュ大統領が、テロリストに関してこの言葉を口にしたことは、よく知られている。