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10歳から100歳までできる英語のおべんきょう(2) [英語]

 前回、呉音と漢音の話をしたが、日本語も英語もさまざまな言葉を外国語から取り入れているところが、よく似ている。日本語の場合は、やまとことばに漢語がくわえられているし、英語はギリシャ語やラテン語が語源の言葉を数多く取り入れている。英語の場合は、それが語彙を増やすとともに、同義語が多くなって、ややこしくなる原因にもなっている。
 フランス語やスペイン語を学ぶと、英語に取り入れられているそうした言葉にぶつかる。たとえば、フランス語のcomprendreは、英語のunderstandにあたる言葉だが、英語にはこれと同語源のcomprehendeという言葉も取り入れられている。われわれが英語を学ぶ場合、英語の「やまとことば」に相当するものはおぼえやすいが、こうしたギリシャ・ラテン語系の言葉には、なんとなく違和感をおぼえて、苦手意識を持つような気がする。いってみれば、むずかしい漢語のようなものなのだろうか。
 英語には、ドイツ語とよく似た語法もある。名詞を作るための-ness(darkness、tenderness)や-dom(freedom、wisdom)といった語尾は、表記や発音は多少ちがうけれど、ドイツ語とおなじ使いかただ。
 ついでながら、alではじまる言葉はアラビア語が語源の場合が多い。alはアラビア語の定冠詞である。alcohol(アルコール)、alkali(アルカリ)、はよく知られている。わし座のAltair(アルタイル)はtaair(鳥)のことだし、おうし座のAldebaran(アルデバラン)はdabaraan(〔すばる座に〕従うもの)を意味する。
 どこの国の言葉でも、文化が交じり合うときに、新しい言葉が生まれたり、取り込まれたりする。ちょっと大きな辞書なら、項目の最後のほうに語源が載っているから、はて、この言葉は? と思ったときには調べてみるとおもしろい発見があるはずだ。


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