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新・翻訳アップグレード教室(6) [翻訳]

 きょうは着るものの話。
 アメリカではelevator、イギリスではlift――というような事柄はあまりまちがえない。しかし、vest、jumperはそれぞれイギリスでは「下着のシャツ」「プルオーバーのセーター」を表わすにもかかわらず、「ベスト(チョッキ)」「ジャンパー」と訳されているのを散見する(いや、訳されていないのだ。ただカタカナに直しただけで)。軍隊ではblouseは「シャツ」ではなく「軍服のジャケット」のことなのだが、これも誤訳されているのをよく見かける。これもまた「思い込み症候群」のひとつだろう。辞書をきちんと引けば避けられることだ。coatも「コート」とはかぎらず、「ジャケット」を指す場合が多い。


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