『銃』小林宏明著 [本・読書]
最近、ありがたいことに原文でもsemi-automatic pistolとなっていることが多いので、「セミ・オートマティック・ピストル」と正確に表記しても抵抗がなくなってきた。以前は「自動拳銃」が幅をきかせていたのだが、「自動小銃」というコトバからもわかるように、「自動」とは引き金を引きっぱなしにしていれば、弾丸が連射される仕組みのことである。ちなみに英陸軍では結構最近まで、半自動小銃が制式装備として使われていた。ところでこの本には、リヴォルヴァーについても、シングル・アクションからダブル・アクションに変わっていったいきさつなども詳しく書かれている。ざっと読むだけでも、妙な誤訳はしなくてすむだろう。