ことばの美学51 テロリストのことば [雑記]
アラビア語をかじっておいてよかったと思うのは、テロリストが悪役の昨今の冒険小説で、これが必須の言語であるからだ(スパイ小説のロシア語やハイテク軍事スリラーの中国語同様)。多少の字母のちがいはあるが、これでペルシア語の辞書もひける。パキスタンやアフガニスタンで使われているパシュトゥー語やダリー語も、アラビア語やペルシア語とかかわりが深いから、辞書を縦横無尽に使いこなせば、いろいろなことがわかる。外国の地名では、地名に「山」「谷」「川」などが含まれているかどうかにも気を配らなければならない。でないと、「マウント・フジヤマ」になってしまう。なかにはアルファベット表示の辞書もあるから、謎のアラビア文字に悩まされたくない向きは、そういう辞書を探せばいい。まあ、ホンヤクをやっていたら、出てきた言語の初級辞書ぐらい、もとの字母でひけないのは恥ずかしいけどね。
アラビア語が面白いほど身につく本―文字から旅行会話までマスターできる (語学・入門の入門シリーズ)
- 作者: アルモーメン・アブドーラ
- 出版社/メーカー: 中経出版
- 発売日: 2004/06
- メディア: 単行本
Pashto Dictionary & Phrasebook: Pashto-English English-Pashto (Hippocrene Dictionary & Phrasebooks)
- 作者: Nicholas Awde
- 出版社/メーカー: Hippocrene Books
- 発売日: 2003/01
- メディア: ペーパーバック
English Pashto Dari Dictionary
- 作者: S Yarzi
- 出版社/メーカー: Sabawoon Language Services
- 発売日: 2009/01
- メディア: ハードカバー