『ヒゲのウヰスキー誕生す』川又一英 [本・読書]
朝ドランの「まっさん」がニッカウヰスキーの創業者、いや日本のウヰスキーの生みの親、竹鶴政孝であることは、隠れもない事実だ。「リタのモルト」が生まれるまでは、大きな苦労があった。結局大儲けしたのは、カラメルで色をつけたまがいものを売ったコトブキヤだったのだが、そのあたりも描かれるらしいので楽しみだ。ウヰスキーは寝かせておかないといけないので、資本を回収するのに歳月がかかる。竹鶴の苦労がしのばれる。これは涙なしには読めないよ。ああ、今夜もヒゲのブラックニッカを呑まねば。
歴史をつくる人々〈第17〉 ヒゲと勲章 ウイスキー革命は俺がやる 竹鶴政孝 (1966年)
- 作者: ダイヤモンド社
- 出版社/メーカー: ダイヤモンド社
- 発売日: 1966/06/10
- メディア: 単行本