『アラビア人文学』 [本・読書]
これは古い本で、多少は西洋の偏見があるが、アラブとイスラムを考えるうえで、なかなか興味深い。ところでアラビア語では、語根を説明するのに、なぜか「殺す」とう動詞が使われることが多い(日本ではさすがに「読む」を使うが)。この本もそうだった。かたや、「現代ヘブライ語辞典」では、巻末の「熟語」に「イスラエル国防軍」の組織や階級が載っている。これもお国柄(?)か。アラビア語と字はまったくちがうが、成り立ちに似たところもあるので、苦労してひけないこともない。「ペルシア語」はもっと楽だ。この辞書三冊があれば、テロリスト物やスパイ物は、まず安心。