トム・クランシーのオプ・センター#12『最終謀略』 [新刊!]
オプ・センター・シリーズ最終作の本書では、中国指導部の内訌が台湾海峡の危機を招く。きっかけは中国の衛星打ち上げ――オプ・センター長官を解任されたポール・フッドは、大統領特使として中国に赴き、首相の意向を探る。いっぽう、オプ・センター副長官から民間企業に転身したマイク・ロジャーズ将軍も、打ち上げられるアメリカ製衛星のメーカーの幹部として打ち上げ場近くへ潜入、破壊工作を阻止しようとする。そこにオプ・センター新長官の派遣する海兵隊の諜報部隊がからみ、三者三様に危機の収拾をはかろうとする……。台頭する中国の軍事力増強が、アジアの火種をいっそう危険なものにしている……。