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『レッド・メタル作戦発動』参考資料について#3 [本・読書]

『レッド・メタル作戦発動』には、航空機による上空掩護の場面もある。そういうときには、目標や友軍の位置をどうやって伝えるかが重要になる。ベトナム戦争時代の資料を見ると、“定点”(Bull’s Eye)を用いた目標位置指定が記されている。そこからの方位と距離で、攻撃すべき場所を指定する。なお、航空物でmileと記されているのは、すべて海里(nautical mile)だ。いちいちそうはいわないが、速度はknotであり、緯度を基準とする海里が当然ながら用いられる。
『レッド・メタル作戦発動』では、NATOの位置指定基準が使われてる。そのひとつは東距――座標の南北基準線から東へ進んだ距離――だ。
https://en.wikipedia.org/wiki/Easting_and_northing
 また、詳細な座標を指定する方法もある。特定できる範囲(100メートルなのか10メートルなのかなど)も、それによって示される。
https://en.wikipedia.org/wiki/Military_Grid_Reference_System
 SLANT(Soldier's Local Area Networking Terminal Report、歩兵局地末端情報交換報告書)については下記のサイトを参照のこと。
https://www.armystudyguide.com/content/the_tank/army_report_and_message_formats/slant-report-slantrep.shtml

https://apps.dtic.mil/dtic/tr/fulltext/u2/a284707.pdf

 戦闘正面(frontage)は聞き慣れない言葉だが、「戦闘任務達成のための部隊の領有する正面、およびこれに充当する兵力のこと。たんに正面幅のみをしめすことがある」と定義されている。『防衛用語辞典』
 アメリカ軍戦車部隊の暫定指揮官は、ロシア軍に戦闘正面がないことを不審に思う。そして、突き進んでくるロシア軍は先鋒部隊なのだと考える。広い範囲で進軍してくるのがロシア軍のドクトリンだとNATOは解釈していたからだ。
 combat aircraft(作戦機)――「戦闘機」と誤訳しそうだが、註に記したように、軍事作戦に投入されるすべての航空機のことだ。
 convoy(船団)――商船やその他の船種の集合だが、とくに航空機や艦艇の護衛が付くものを指すことが多い。陸上の場合は「車両縦隊」
 ヴァージニア級原潜に昔ながらの上下する潜望鏡はなく、万能組み合わせマストにデジタル双眼鏡を備えている。艦長が潜望鏡と“ダンス”を踊る必要はない。ロサンゼルス級、オハイオ級などさまざまな原潜の発令所のもようについては『完全版・最強・世界の潜水艦図鑑』の図がおおいに参考になる。


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