『フェイスブレイカー』鳴海章 [本・読書]
六本木で起きた異様な惨殺事件――ことは殺人事件におさまらず、公安が捜査に乗り出す。人の顔を一瞬にして記憶する能力を持つ刑事狩野が駆り出され、舞台はソウルへと移る。冒頭のアクションから、最後の対決にいたるまで、謎と危険でリーダーはぐいぐいひっぱられる。上司と部下、刑事同志の友情もからむ。また、この事件には時の流れに沈んでいった、より大きな秘密も隠されていた……。多視点ならでは切れ味いい描写だ。
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