マール・ハガード"Live from Austin"、ヘザーマイルズ"Live on Trucountry" [ギター・音楽]
最近はこういうDVDと組のCDがあるのがうれしい。マール・ハガードはだいぶ前の録音で、ジェイムズ・バートンのあまりにも特徴のあるサウンドから離れ、テレキャスターでもっと柔らかな音を追求している。テレキャスターというと、トーンをハイいっぱいにしてギンギンの音を出したがるひとが多いが、とんでもない思い違いだ。テレらしい枯れた音を出すには、トーンを3~4ぐらいにするといいし、ネック・ピックアップでもジャズのような甘い音を出せるのが、テレキャスターの特徴でもある。へザー・マイルズのバンドのギタリストも、そういう音をうまく使い分けている。そして、ターンアラウンドで経過音を入れ、歌と演奏にメリハリをつけている。どちらもライブの参考になる。それにしても、ヘザー・マイルズはめっけもんだった。