『ヒトラー第四帝国の野望』カークパトリック [新刊!]
めっぽう面白い歴史ミステリー!&ノンフィクションだ! ヒトラーの第三帝国崩壊直前にニュルンベルクから消えた「神聖ローマ帝国の秘宝を探せ!」という指令を受けて、一介の米軍下級将校が謎を解きほぐしてゆく。しかも、期限は三週間――緻密な聞き込みと現地調査で、主人公ウォルター・ホーン米陸軍中尉は、秘宝の行方を追った! これは実話であり、結果は歴史的事実として残っている。しかし、ストーリーはホーン中尉の視点で進み、読者はいながらにして、この歴史探偵の行動や推理を追うことができる。じつによく書かれた本で、われながらゲラを読むのが楽しかった。ついでながら、ナチスドイツとオカルトの結びつきについては、以下のような参考資料もある。