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サブウェイ123 激突 [映画]

 ハワイへ行く機内ではじめて見たのは、原作を担当したトンデモ編集者I田某がきちんと試写会を手配しなかったから。まずはそのおもしろすぎる話題から。
(1)メールが来て、顔もあわせすにゲラの予定を一方的にいってきたので、「会ったこともない編集者と仕事をしたことはない」というと、いちおうゲラを持ってきた。
(2)その初校ゲラは、ふつうエンピツを入れるようなところを勝手に直し、なおかつ表記もすべて変えてあった。「こんなものできるか! もとに戻せ」と丁重にいったが、日程的に無理なので、真っ赤っかにして返した。勝手に直したところは、なんの根拠もない。たとえば登場人物の表記だが、映画を見て前の訳のものを直したのに、それをまた直してきた。
(3)その後、疑問点などについてのやりとりはまったくなし。
(4)訳者略歴を書いたのを送ってきたが、『ブッシュの戦争』などの「軍事・政治小説」には恐れ入った。フィクションとノンフィクションの区別もわからないのかい。
(5)「あとがきはいらないのか」と問い合わせたところ、ページの関係でいらないとのこと、それならそっちからいうのがほんとうだ。忘れていたんじゃないのか?
(6)アマゾンにもう出ていたので、「見本ができているはずだが」と問い合わせると、翌日になって「きのうできたので送りました」と返事があった。ふつうなら見本があがる予定を連絡し、献本についてきくのがあたりまえ。定価や部数についての連絡もいっさいなし。
(7)一般試写会がはじまっているので、「試写会はないのか?」と問い合わせると、「今回、マスコミ向けの試写会はなく、自分もソニーピクチュアズの社内試写会に潜り込んだ」との返事。「試写会については後日連絡する」といっていたのだから、ゴマカシか嘘だというのが見え見え。配給会社が試写会をやらないわけがない。
 これが勤続20年くらいのベテランだからあきれてしまう。25年近くやってきたが、はじめてこういう御仁にお目にかかった。
 あ、肝心の映画は、とりたててよくできているというものでもない。トラボルタがうまいだけで、ウォルター・マッソー主演の最初の「サブウェイ・パニック」のほうがずっといい。それを見るか原作を読むことをお勧めします。


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