『グリーン革命』トーマス・フリードマン [近刊予告]
本書を読んだオバマ大統領は、「21世紀を制するのは、グリーン・テクノロジーとグリーン・エネルギーで主導権を握った国である」と述べている。金融危機でさまざまな問題が起きているいま、「フラット化」以降の雇用と繁栄は、まさにグリーン「新産業から生まれる」のである。この100年に1度の大変動を乗り切るのに、この本にちりばめられている叡智を借りない手はない。全米ではすでに100万部を突破、ベストセラーをさらに記録している。漢字の読めない首相も、たまには漫画ではなく、こういう本を読んだらどうだろうか? この分野の日本の高い技術は、世界的な競争力を持っているのだから、そこに着目してのばす手立てを考えるのが政治家のつとめだ。次元の低い足のひっぱりあいをしている場合ではない。オバマ大統領のつめの垢でも煎じて飲むとよい。