『志ん生一代』 [本・読書]
シンクロニシティというのか、何日か前からこの本を読んでいるのだが、トイレにならべてあるIn Pocketを一冊ぱっと手に取ると、常盤新平氏が『終着駅』の「もうひとつのあとがき」を書いておられたり、きのうの日経夕刊の連載「グラスの縁から」で東理夫氏が結城昌治のエッセーを引用しているのを目にしたりと、不思議な暗合がつづく。『ゴメスの名はゴメス』と『軍旗はためく下に』をだいぶ前に読んだきりで、手もとには『泥棒たちの昼休み』しかないが、ほかの本も読んでみたいと思う。
『志ん生一代』も、だいぶ前に古本で買ったのを、ずっと読まずに本棚に収めてあったものだ(ただし下のとはちがい、朝日新聞社版)。ところどころに時代背景の描写があるのが、この作家らしいところだろうか。しかし、おもしろい本があると、夜更かししてしまうのが困る。
2006-10-08 11:05
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